第13話
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「佳代~、無視すんなよ~」
スキップしながらあたしの前までくると、しゃがんであたしの顔を覗き込む。
「ケーキとかお弁当は作らないからね」
お願いされる前に釘をさす。
「あ、今日はいいよ。それはまた今度で…今日は違うお願い!」
「なに?」
「俺さ、マジで今困ってんだよね。佳代、お願い聞いてくれる?」
春樹はあたしの手を握りそう言った。
「そのお願い次第だよ」
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