第5話
.
皆、あたしを貞子貞子と言って近寄らないからだ。
ゆえに自然とあたしは空気と化し、寡黙な女になってしまった。
そのおかげ、というべきか休み時間も常に勉強しているので成績はトップだ。
一応先生には気に入られているらしく、友達が居なくとも快適な学校生活を送っている。
そんな学校生活の内、特に楽しみにしているのは、屋上で食べるお弁当だ。
今日もまた、軽い足取りで屋上へと向かう。
.
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます