第98話

―――夏輝


私たちにも、他の誰にもわからないなにかがあるのかな






『ねえ、クリスマスツリー飾ろうよ!』



そして、すでに部屋の隅にセットされていた大きなもみの木にみんなそれぞれの自由に飾り付けをしていく



『もっと綿の雪、飾ろうよー』


『もうこれぐらいでいいんじゃないの?』


みんなでワイワイしながらどんどんいろんな色に飾り付けられていくもみの木

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