第41話

『よかった。それじゃ、今日、プレゼント買いに行って、24日はイルミネーション見に行かない?』



「…イルミネーション…?」


『ほらっ、毎年駅前でやってるでしょ?』


「…ああ…」


一度、陽南と見に行ったことがあるのを思い出した



確か…あれは中学3年のとき


陽南が、クリスマスを前に失恋して、元気になってほしくて慰める意味も込めて、誘った


最初は嫌がっていた陽南もそのイルミネーションの美しさに


失恋したことも忘れて瞳を輝かせてたっけ

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る