第305話

「…ほいっ」


「……、」


タクミが連れて来てくれた場所は、駅から五分ほど南に向けて歩いた場所にある、わりと大きくて広めの芝公園。


夕方前だからか、まだたくさんの子供たちが遊具で遊んでいたり、犬の散歩をしている人も見かけたけど、


あたしたちが座るベンチはそこからは少し離れた場所にあった。


ベンチに俯いて座るあたしに、タクミが近くの自動販売機で買ったらしい飲み物を差し出してくれた。

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