第273話
曲がってすぐ見えた白とアイボリーのツートンカラーの壁の家。
まだ建ててそんなに経っていないようで。
「ほら、入れよ」
「…お邪魔します」
遠慮がちに玄関に足を踏み入れたとき、新築独特の木の香りがした。
ドキドキしながら中に入る。
玄関の鍵はかかっていて、リビングらしき部屋も暗かったけれど、ふと下を見ればパンプスが一足、きちんと並べて置いてあった。
――お姉さんのかな?
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます