第179話
「マナ」
後ろで声をかけられて、よく知るその声に思わずピクリと肩が震えた。
「―――……タクミ…?」
どうして、とか考える間もなく、
「いま、ちょっといいか?」
そう問われて腕を掴まれた。
――昼休み。
周囲をキョロキョロと確認しながら、タクミは普段滅多に足を運ぶことなんかないはずの、普通科があるこの南棟にやって来た。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます