「え、だ、大丈夫…」

その勢いに押されるまま、応える。

「はぁぁ…よかった～」

カレンの腕の力が抜けていくのがわかった。

だけど、今度はあたしの隣に立っていたコウキをキッと睨み付ける。

美人でどちらかというと近寄りがたい雰囲気を持っているカレンの睨む目付きは、ちょっと…怖い。

「…なんだよ」

でも、コウキはそんなカレンにも全然動じることはない。

寧ろ、挑戦的に見えるのは…気のせい…だよね？

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