第136話
利用…していないとはいえない。
タクミを忘れるためじゃないにしろ、コウキを利用していたことは事実で。
俯いたまま、頭の中でぐるぐるといろんな思考を思い巡らせていたあたしの耳に、
「…もし、利用してるんだとしたら…そうだとしたら…あたしは――」
怒りを含んだナナミの声が聞こえてきたと思ったら、
それは突然、遮られた。
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