第112話
「ううん、あたしは運動全般苦手だから。無理。
でもカレンの試合はよく見に行ってたの」
カレンのバスケの試合は大概見に行っているから、もしかしたらコウキとも会っていたかも。
―――でも。
こんな派手な容姿の男子がいたら目立つだろうけど、
あの頃はちっとも気づかなかったな。
「ああ……そうだったんだ…そっか…カレンの…」
「え?なに?」
コウキがなにかぶつぶつと呟いていたけど、よく聞こえなくて聞き返せば、
「や、別に」
なんだかはぐらかされた気分。
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