第49話
「だからって…こんなとこでしなくても…いいじゃん」
どうにも恥ずかしすぎる会話に、語尾がだんだん小さくなっていって、俯くしかない。
「なんだよ、今さら恥ずかしがることかよ」
頬杖をつき、あたしが残したお好み焼きをつつき始めたコウキがそう言ってあたしをチラリと見る。
その表情にいつもの軽さがなくて、なんとなく戸惑う。
「今さらって……」
「そうだろ?」
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