第18話
「冗談言ってないで、早く戻るよ。聖君もさすがにそろそろ来るよ」
朝の始業時間を知らせるチャイムはもう5分前に鳴っていた。
だけど、あたしたちの担任の室谷 聖という男は、やる気があるのかないのか、
新学期になってすでに一週間以上は過ぎているというのに、いつも始業時間通りに来たためしがなかった。
「おいおい、成沢ちゃ~ん。さすがに、は余計だろー?」
「げっ!聖君!」
タイミング良いのか悪いのか、先生の登場であたしたちは急いで教室に入った。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます