第11話
納得していない様子のクラスメートと、未だにあたしを申し訳なさそうに今にも泣きそうな瞳で見つめるナナミから逃げるように、
机に鞄を置くと、カレンと一緒に教室を出た。
「…はあ…、もう参っちゃうな…ナナミいきなり…あんなみんなのいる前で…困るよ」
「仕方ないよ。ナナミってば泣きそうだったじゃん。謝って早く楽になりたいんじゃないの?」
だからって、もうあたしはタクミとは別れたわけだし、今更謝られて…元に戻ることはない。
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