第68話
「……よく笑えるね。」
「え?」
余計怒らせた?今回は花村さんに対して言葉ではなく態度で僕は誤解された?
「滝川君、教室に戻ってくるまでどこにいたの?」
教室は花村さんの声しかしない。
聞き耳立てられてるのが嫌でも解る。
「えと、外……かな。」
「誰と?」
え、はるかと居たこと今ココで言う!?
「呼び出されて……、」
「誰に?」
「名前は言えないけど、いつもの告られて……、」
周りがザワザワし始める。
尋問怖いんだけど。
「他にも誰かと会ってたんでしょう?」
「え……、」
「ストレートの黒髪の女の子と抱き合ってたっていうのは本当の話?滝川君ははるかと別れたの?」
花村さんの表情は今にも僕を殺す勢いだった。
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