第16話
「やっぱり僕は月島さんだと大丈夫かも。」
滝川君は私から唇を離すとそう言った。
「……バカにしてる?私の事。」
一応私はファーストキスなんですけど。
私は滝川君を睨む。だっていきなりこんな事するなんていくら彼でもゆるされない。
滝川君は私の彼氏でもないのに。
「バカになんてしてない、月島さんとしてみたたいと思ったから。」
「好きでもないのに?」
「だって考え過ぎたらダメなんでしょ?」
もう、何考えてるの滝川君て、こんなに頭いいのに恋愛系の思考は0点。
「滝川君にはついていけない、キスは好きな人とするものなの!今後私にこんな事しないで!」
私が少し声を荒らげたように言うと彼は首を横に振る。
「無理だよ。」
「は?何言ってるの?同意なしでこういうのはダメなの!それに滝川君は凄くモテるんだからいくらでも、」
言いかけてる途中で彼は私の言葉を遮る。
「僕は月島さんに興味があるんだと思う。」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます