第12話

フゥ…と大きく溜め息を吐いてベッドにもたれかかるようにして座り直す


陽南はそんな俺をもう興味ないのか、立ち上がって窓の外を眺め始めた


さっきまでの日差しは消え、空には灰色の雲が蠢きはじめている


「…雷が鳴ってる。雨が降るのかな…」


「…そうかもな」


適当に返事を返すも、もうどうでもいい


…できるわけ…ないよな、告白なんて…


相談にのる!?


……告白前にすでに玉砕かよ


いつになったら…いつか、俺を見てくれる日は来るのか…


「あっ!雨降りだしたよー最悪ー」


俺の気分も最悪… 降りだした雨のように憂鬱

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