第86話

「わ・・アタシの部屋と全然違う!同じ階なのに、」


滝川君の部屋は結構広くて夜景も凄く綺麗に見えた




「はなは会社が宿泊費出してくれてるから、俺は自費だから仕方ないよね。」




滝川君は上着を脱いでクローゼットにかける



「あ、アタシ荷物とか部屋にあるから取りに行ってくる。」




「明日でいいよ、朝取りに行けば?」




「う・・ん、でも自分の化粧水とか使いたいし、」




「じゃ、カードキー貸して?」



滝川君はアタシに手の平を出す



「え、いいよ?」




「いいから、貸して。」




アタシはバッグからカードキーを出して彼に渡す



すると滝川君は部屋を出た


・・・あ、


まさか部屋の隣が亨也君だから?


気にしてくれたのかな・・

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