第85話

エレベーターにのると滝川君は目的階の7階を押してもたれる



「どうしたの?大人しいね、」




「え?そ、そうかな・・?」


「明日も研修あるんだよね?」



「うん、午前中講習があって午後から試験。」




「そう、頑張って。」




「う、うん。ありがと・・」



あ、あれ?

この雰囲気だと


なんだかアタシと滝川君は部屋は別々に過ごす流れだったりする?




エレベーターは7階についてしまう



ドアが開いてアタシと滝川君はエレベーターからおりた



・・滝川君の部屋はアタシの部屋の反対側なんだよね



「明日、先に滝川君帰るんだよね。き、気をつけてね?おやすみなさい・・・」



そう言ってアタシは少し脱力を感じながら自分の部屋に戻ろうとした



すると



「研修がうまくいくようにしてあげようか?」



・・・アタシはすぐにピンとこなかった




「この前はなが言えなかったから、」



「え・・・」




「せっかく誘ってくれたのにね、」




滝川君はそう言ってアタシに手招きした

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