第23話

「・・滝川先生のどこがいいの?」



亨也君はミルクもお砂糖も入れないでコーヒーを口にする




「なんでそんな事を言わなくちゃいけないの?」




滝川君がいなくなった後、アタシは亨也君と残されてまるで尋問のようだった




「あの感じははなチャンには興味ないよ、」




はぁ?

何言ってくれちゃうわけ?



「止めておけば?ライバル多いし、」




「・・・分かってる、」




そんなの高校生の時から知ってるもの




「だから俺にしとけば?」



アタシは亨也君を見る




「亨也君て彼女いるじゃない、馬鹿にしないで!」




アタシは席を立ってカフェを出た




なによ!

アタシってそんな軽く見られてたんだ!

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