第22話

アタシが3つのカップにコーヒーを注ぎながら二人を見ていた



・・・うわ、いい眺め


だけど、きっと


何も話してないはず!



「せっかく滝川君とランチ出来たのに・・・」



アタシはため息をつきながら自分のコーヒーにはミルクを入れ、滝川君にはブラック、亨也君は分からないからミルクとお砂糖を無意識に準備してテーブルに戻った




「あれ、はなチャン滝川先生のミルクは?」




「あ、ブラックなの。」




アタシはコーヒーを一口飲む



亨也君は不思議な表情をして



「・・凄いリサーチ済みなんだ。」




「!!」



ヤバいっ!


うっかりしていた




「・・そろそろ失礼するから。澄田さん、コーヒーありがとうございました。」



滝川君は椅子から立つと亨也君に浅く頭を下げてカフェから出て行ってしまった




・・・バカだ、アタシは



帰って謝ろうと思った

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