第47話

『じゃあ、ひなちゃんの手伝いでもしてこようかね〜』


『あぁ、頼むわ』



そう言って、通話を終了させる。





「陽向のとこには亜貴が向かったんですね」


「そこは亜貴が上手くやれるからな。それに、俺は」



そう言いかけ、ふと、近づいてきた車の存在に気づき視線をそっちへと向ける。



「祠堂さん?」


「迎えが来てる」



ハテナが浮かべ把握できてない慎之祐



「藍な」


用があるから車を出す、と連絡があったのはついさっきのこと



「あぁ!藍さんですね!じゃあ、俺はこれで失礼しますね」


「また頼む」


「はい!あ、そうだ祠堂さん」

"もうひとつご報告が"


「なんだ」

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