第67話
「…ひぃ…」
「げほっ…あが…あがが…」
気ぃ抜けばここが神社だなんて忘れそうになるほど、
ここは地獄絵図のように変わっていた。
つまんない。
つまんなすぎる。
なんだよ、楽しくもねぇ。
「マジでつまんね」
「…やめ…もう…い、いーだろ」
「ねぇ、つまんなすぎる」
地面からもう体も顔も何もかも離す気力もないらしい。
死にかけの金魚みたいにピクピク動くことしかしない奴らの1人の前にしゃがむ。
ガコッ…ガシッ
「ガッ…!〜〜!!!」
そいつの口ん中に、鉄パイプを思いっきり突っ込んだ。
突っ込まれたソイツは目をかっぴらきもう勘弁してくれと言わんばかりに首を限界まで横に振る。
そんな口ん中に突っ込まれたぐらいで、人間そんな簡単に死なねーよ。
うるせーな黙ってろ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます