第67話

「…ひぃ…」


「げほっ…あが…あがが…」



気ぃ抜けばここが神社だなんて忘れそうになるほど、


ここは地獄絵図のように変わっていた。





つまんない。

つまんなすぎる。


なんだよ、楽しくもねぇ。



「マジでつまんね」




「…やめ…もう…い、いーだろ」


「ねぇ、つまんなすぎる」


地面からもう体も顔も何もかも離す気力もないらしい。


死にかけの金魚みたいにピクピク動くことしかしない奴らの1人の前にしゃがむ。


ガコッ…ガシッ


「ガッ…!〜〜!!!」


そいつの口ん中に、鉄パイプを思いっきり突っ込んだ。



突っ込まれたソイツは目をかっぴらきもう勘弁してくれと言わんばかりに首を限界まで横に振る。



そんな口ん中に突っ込まれたぐらいで、人間そんな簡単に死なねーよ。


うるせーな黙ってろ。

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