第80話

ーーあれから、藍の挑発にのった私は学校に行きながら放課後はNiGHTSの倉庫へ足を運ぶようになった。


とは言っても、私が学校に行くのは週に2-3回ほど。

その時は決まって教室まで誰かしらチームの面子が迎えが来る。


「里奈子さん、行きましょう」


女に、ましてやいきなり現れた奴に対していくら幹部陣の命令とはいえ敬語を使ったり、迎えに行きたくないだろう。



一度、その事をちょうど迎えに来たやつに言ったことがある。


すると、少し驚いたように、けど少し照れながら、


「気にしないでください、好きでやってる事っすから」

゛多分他の連中もそうすっよ゛

そう嘘だとしても嬉しい言葉をくれた。



倉庫まで着けば、入口付近には決まって幹部陣の誰かが待っていてくれる。



高確率でいるのは、藍か陽向。そして偶に椿。

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