第35話

メンバーが3人になったとしても、俺達は続けることを選んだ



続けるしかなかったんだ



やめる、という選択肢はなかった



勝手にやめた千里のことを責める気持ちもないわけじゃなかったけれど



そんなことを考えてる余裕もないほどに、スケジュールは入り続けていった





いつしか、売れるためだけの曲を書くようになっていって…



いつの間にか、あのCDを聴くこともなくなっていた



詩歌の声を唄を……随分聴いていなかった

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