第88話
「いらっしゃい、みおチャン。」
「お、お邪魔……します。」
今日はクリスマス。25日。
イブに熱を出してしまったアタシは大切な日を彼と過ごすことが出来なかった。
「熱、下がったの?」
拓実君はアタシの額に触れる。
彼の手がひんやりして気持イイと感じた。
だからまだ微熱があるのかもしれない。
「うん、大丈夫。」
「そう、まあ上がって?色々買ってきたから。」
拓実君はアタシの手を引いて部屋に案内する。
ドアを開けると、クリスマスツリーが室内を照らしていた。
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