アレルギー 7

第59話

「……好き、」



「そうか、じゃあ……」



チカは何処か納得したように言うと、



「わっ…!?」



アタシの身体をソファーに押し付ける。



それは一瞬の出来事で――――、




「じゃあみおがこれ以上早瀬に関われないようにするしかないよね。」



「な、なに…っ」



チカはニコリともしないでアタシの服に手を掛ける。



「チカっ……!?」



アタシは急いでチカの手を掴む。



だけどそれは簡単にあしらわれてしまった。

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