アレルギー 3

第19話

恭子に今夜の飲み会を断ってアタシはマンションに帰った。


適当にパスタを作ってテレビを観ながらそれを食べる。


そして食器を洗いながらお風呂の浴槽にお湯を溜めていた。その時、


玄関のインターホンが鳴った。





「拓実君、」



「今晩は、恭子が拗ねてたよ?」



目の前には拓実君がいたけど、いまいちアタシは理解が出来ないでいた。



「どうしたの…?」



「この前の借りてたノート返しに来た。それと御礼のケーキ持って来た。」



そう言って拓実君はアタシにケーキの入った箱を差し出した。

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