たぶん、パートナー。+SS

第80話

「直史のところ女の子が生まれたみたい。」



直史の写メをはなに見せる。




「わ・・可愛い!どっちに似てるかな?」




「はな、それより式場決めようよ。」



俺は式場パンフを彼女に渡す。




「えー、アタシ別に籍だけ入れるのでいいよ?」




「ダメ、ウェディングドレス着せるから!」



「ブライダルエステとか面倒臭いな・・・」



はなはブツブツ言いながらパンフレットと睨めっこしている。




俺、かなり楽しみなんだ



いつの間にか将来の夢が医師じゃなくて、



“はなと家族になりたい”にすり変わっていたから。

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