第63話
でも嫌々ついて行った普通科で
俺は出会ってしまう
あのコに
「優子ちゃん、連れて来たよ。我が校の珍獣。」
「誰が珍獣だよ!」
「わ・・本物の滝川君だ。凄いカッコイイ。」
おいおい、彼氏の友達そんなに褒めていいのか?
彼女のクラスが俺を見て騒ぎ始める。
イヤだ・・今すぐ居なくなりたい。
注目が堪えられない。
俺は後ろを向いた。
「あ・・・」
後ろを向いたら知らない女の子と目が合う。
何、このコ。
透明感がありすぎ?
「はな!直史君が連れてきてくれたよ、憧れの滝川君!」
このコ、はなっていうんだ。
「こっこんにちは、」
彼女が俺にお辞儀をするとセミロングの髪が
サラッて
前に凪がれた
風みたいに・・・
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