第61話

「リツ、大学決めたか?」


「う・・ん、どっかの医学部。」



直史はクラスが三年間同じの友達



俺が通ってる学校はそこそこ有名な進学校で、直史と俺はその中でも特進クラスにいた



「あーそうだったな、親父さんもじいさんも医師だったな。」




そう俺の家は代々医師の家系で、もし俺が医学部に合格したら6代目になる



《♪~》



「直史、携帯鳴ってる。」



最近、直史には同級生の彼女ができた



だから頻繁に携帯が鳴っていた

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