「え・・・あの・・」

これは言ってしまっていいんだよね・・？

滝川君は立ち止まったままだ。

アタシは唾を飲み込む。

なんか、言うのがこわい、でも言わないとアタシは前に進めない。

アタシだってまともな恋がしたいもの・・・・

「滝川君・・・アタシ、」

「・・・なに？」

アタシは一度目を思い切り閉じる。そして、

もう会う事のない彼をみる。

「アタシ・・もうその他大勢のセフレみたいに扱われたくないの。アタシだって・・・普通の恋愛・・・」

「ちょっと待って、」

滝川君がアタシの言葉を遮る。

何か堪えるような表情をして――――。

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