第8話
滝川君はリビングに入ると着ていた上着を無造作にソファーに放る。
「何が食べたい?」
は?ごはんですか?
「いえ・・・帰ってから食べます。」
てか終電までには帰してくれるのかな・・・。
滝川君はキッチンに入り、缶ビールを開けながら戻ってきた。
「空腹にはキツイと思うけど。」
そう言ってそれをアタシに渡してくる。
アタシが受け取るのを確認すると、ソファーに置いた上着を持って自分の部屋に入った。
アタシは思い切り息を吐いた。
きっ緊張するっ・・!!
口数が少ないから威圧感がある。
・・・そういえば、滝川君と初めてした話ってなんだっけ?
アタシはソファーに座って窓から見える夜景を見ながら思い出していた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます