第10章
第11話
でも、何だか疲労感が僕を襲う…。
『慣れない事に疲れてしまったんだろうか…?』
そんな思考を巡らせていたら、ベリーがひょこっと顔を覗かせた。
「瑠衣くん、疲れちゃった?」
ベリーは、心配そうな声で僕に声を掛けてくれた。
「ちょっとね…!僕、今まで女の子に、こんな好かれた事ないし」
「そんな事ないよ!私、ずっと瑠衣くんの事、好きだよ!…こうして、化身となって現れる前から…!」
その瞬間、彼女は甘い香りを漂わせ、僕の唇に口付けをくれた。
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