第45話
見せつけるように、じゃない。
明らかにコウキに見せつけて、煽ってるとしか思えないタクミの行動。
そのとき、頭に浮かんだのは、いつかのデ・ジャブ。
それは、以前、コウキがタクミに見せつけた光景によく似ていた。
「おい!!」
気づけば、いつの間にかコウキはあたしたちの傍まで来ていて、肩に回したタクミの腕を掴んでいた。
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