第7話

あたしの返事は当然、決まってた。



“……うん…”


“マジで!?”


“ふふ、うん。マジで”


“よっしゃー!!絶対大事にするから!”


タクミの人懐っこくて物怖じしない明るさに惹かれた。


笑顔に惹かれた。


“マナのことが一番好きだよ”


甘い言葉たちに胸をときめかせた。


―――…一番、好き。


それは、タクミの中で、二番目、三番目の“好き”が存在していた、ということ。

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