第86話

凌汰を好きなくせに、凌汰が好きだから、少しでも近くにいたくて、悠哉を利用した。


だからこそいま、わたしは罰を受けているのかもしれない。





なのに今度は、悠哉を手放したくなくて、凌汰を利用しようとしている。


凌汰を好きなくせに、悠哉も縛ろうとしている。



「…今日、未来に言おうと思ってる。付き合おうって」

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