罪を犯したのは…?

…未来

第42話

先生からも生徒からも認められた二人。


順調なんだって思ってた。



当然、わたしの入り込む余地なんてなくて、だから見ているだけの、憧れの存在、ただそれだけでよかった。


───気づいてしまうまでは。




それは、ある日の放課後。



部活の練習が終わって、着替え終わったあとに体育館に忘れ物をしてしまったことに気づいたわたしは、まだ明かりの点いた体育館に足を踏み入れた。

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