第28章
第43話
私達は結婚式を終え、そのままハネムーンへ。
「りんご…本当に、近場で良かったの?
折角の旅行だから、遠い所でも良かったのに」
「大樹さんとなら、何処に行っても楽しいもの!」
少女の様な顔で、りんごは笑う。
何だか、こうしていると、初めて出会った頃に戻った様な気がした…。
「あっ!公園でお祭りやってるみたいだけど、行ってみる?」
「行きたい!」
二人が公園に向かうと、沢山の露店や人々で賑わっていた。
「うわぁ…懐かしい!!子供の時以来かも!!」
『食べ物も沢山あるけど…やっぱり、目を惹くのは…』
「りんご飴…食べたい」
りんごが、ポツリと呟いた。
「そう言うかなって、思ってた」
すると、大樹さんは、子供の頃の様にりんご飴をくれた。
私は、りんご飴を一口齧る…。
「…甘くて美味しい…」
私が思い出の味を堪能していると…
「りんご…蜜が口に付いてるよ」
「えっ…?」
私が顔を上げた、その瞬間、大樹さんから甘い口付けが落とされた…。
「今夜は離さない…」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます