第19章

第24話

『まさか、彼女に引き留められるとは思わなかった…』


酔った勢いで、互いに思いを伝えて口付けた。


その彼女は、今シャワーを浴びている…。


「落ち着かない…」


椅子に座って待っている間、シャワー音だけが部屋に響く。


数分後、バスローブを着た彼女が浴室から姿を現した。


『社長…お待たせしました…』


彼女のりんごの様に頬を染め、恥じらう表情と声色は、とても色気が漂っていた。


その誘惑に、僕の理性は呆気なく崩れ、彼女が着ているバスローブの紐を解いた…。


「あっ…♡社長…♡」


彼女の甘い声と共に、バスローブの下から雪の様に白い素肌が露わになった。


「とても、綺麗だよ…りんご…」


この時、初めて彼は、私を名前で呼んでくれた…。


自分の名前が、社長の甘く掠れた声に呼ばれるだけで、魔法の様に甘く響いて…耳から離れない…。


「社長…」


私がそう呟くと、彼は首を横に振った。


「りんご…名前で呼んで…」


熱い視線で私を見つめ、お願いしてくれる…私は、そんなあなたを…


「…愛してる… 大樹…さん…」


こうして、私達は互いに激しく求め合う…。

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