第17章

第22話

『今は、まだ…』



そう思って、僕は部屋を出ようとした…。



その時だった。


彼女の甘く、か細い声が僕を呼んだ…。



「社長…行かないで下さい…私の、側に居て…」と…。



僕の理性を彼女は軽々と乱し、壊していく…。



気付けば僕は、彼女をこの腕で抱き締めていた…。

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