第62話

美雨は一瞬驚いた表情を見せたものの


コクンと頷いた


…………やっぱりな


予想してた通り


美雨の方も思ったほどの成果がなかったんだろう


だけど―――…


「なあ…もし…今この状態を解消したとしたら………」


「………したら?」


不安げな表情の美雨


もしもこの関係を解消すれば――…


「今以上に美雨のところには男が…俺のところには女が寄ってくる気がする」


「――え?!どうして?」


とりあえず俺は近くに見えた公園を指差し、美雨に行こうと促した


美雨も黙ってついてきていた

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