第3話
来ないで―――…
そんな汗臭い体
近付けないで!
あっちに行ってよ!
男なんて―――…
男なんて大嫌いよーーー
――――…
『倉石さん…初めて見た時から好きだったんです。つ、付き合って下さい!』
「…………無理」
『はい?』
「もう限界ーーー!あっちに行ってー」
『そ、そんな…』
がっくりと肩を落として立ち去る男子
それをさも汚い物でも見るような瞳で見ている
私は倉石 美雨
この世の中で一番嫌いなのは―――…男
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