Secret 1
秘密の一夜
第1話
さっきまで色とりどりのライトが飛び交い、五万人の黄色い歓声で埋め尽くされていた東京ドーム。
さっきまでステージにいた彼が、突如、私の前に現れて―…
“美桜”
と、私の名前を呼ぶ。
そして、彼は優しく微笑んで言うの。
“やっと会えたね”
って。
ただそれは、もう何度見たか分からない夢の内容。
彼の言葉の後、私は目を覚まして現実の世界に。
ずっとずっと憧れていて、ずっとずっと大好きでいる“彼”が出て来てくれる夢。
二十歳にもなって、こんな夢を見て、幸せな気持ちに浸ってしまう私。
何時か、こんな時が来たら、なんて非現実的な妄想を抱いてしまう私。
“もう一度、彼と出会えたら”
そんな事を真剣に願う私は、現実をちゃんと見れない“夢見る少女”なの?
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