第93話
重い扉をギィィと開ければ、カラフル……というか主に金髪が多いが、明らかに不良の溜まり場だ。
なんとまあ行儀が悪い座りかた。しかも皆私にガン飛ばしてやがるよ。まあ見ない顔のやつがいきなり来たらこういう反応にもなるか。
私だって来たくて来たわけじゃねぇってのに。
「華、こっち」
奏に促されて奥へと進む。
周りの視線が段々殺気立ってきたが無視。
奏の開けた扉の先へと足を運ぶ。
そこには……まあ、大方予想してたっちゃあしていた人物がいた。
「幸………」
一人用のソファにどしっと身構えて座る総長の顔をした幸がいた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます