第17話

彼は篠村 竜(27)




家事全般プロ並みにできる私の幼馴染みだ。




少し前から一緒に暮らしてる。





「飯作った!食べて食べてー!」




満面の笑顔はそのままに犬みたいにてててっと駆け寄ってきてお皿を目の前に差し出す。




昔からこのように太陽のようによく笑う人だ。




席に座って先に食べる。





昨日の残りの肉じゃがと鮭の塩焼き……って、肉と魚一緒に出すなよ。



おいしいから良いけどさ。





「どおどおー?おいしくできた?塩加減大丈夫?」




「あーはいはい大丈夫大丈夫」




「まー適当な返事!」






極たまにカマ言葉になるが無視。

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