第58話
「綺……、」
「もう……いい、自分が悪いのなんて分かってる。若月君を信じたから。」
自分で涙を拭うけれどそれは溢れてくる。
若月君はテーブルにあるティッシュペーパーを見つけるとアタシに渡した。
「俺は全然分からない。綺を好きだったし別れる気なんてなかったし……綺以外にそんな相手いないし。」
彼は困惑した表情をしていた。
アタシはその姿が若月君の本心なのか、それとも演技なのかただ彼を見つめていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます