第24話
教室に着くといつもの様に愛実の席に集まって世間話を始める
そんな中、愛実が言う
「そういえば今日から新しい先生来るんだよね?」
そう、今うちのクラスの担任は産休に入って来ていない
「そうだよー」
私が笑顔で答える
「彩、イケメンがいいなー!」
そう言って目を輝かせる彩を横目にサヤカも言う
「ウチは男でも女でも良いから面倒臭くない奴がいいなぁー。暑苦しい奴とかマジ勘弁…」
そんな二人の話を笑いながら聞いていた愛実が不意にこちらを向き、言う
「でも担任の細谷先生の代わりなら今日、来る先生も美術の先生って事だよね?美雨、美術委員だから、これから沢山話す事あるんじゃない?」
そうだ私は美術委員だ
委員決めの時に美術の授業がある期間は短い上に回数も他の教科よりは少ないので楽だと思い選んだ
今、言われるまで、すっかり忘れてた
「あ、そうだアタシ美術委員だった!すっかり忘れてた!だったらイケメンがいいなー!」
私は笑いながら言う
それを聞いて来る教師がまだイケメンと決まった訳でもないのに彩が悔しそうに言う
「うわー!うわー!美雨ずりー!彩も美術委員にしとけば良かったー!」
そんな彩に対して私が笑いながら「まぁまぁ、まだイケメンと決まった訳じゃないから」と言った時だった
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます