第23話
「ねぇ、あれ坂田じゃねえ!?」
彩のそんな声を聞いて、ハッと我に返り前を見ると前方には昨日傘が無い無い騒いでた坂田がいる
傘が無くなったのが、よっぽどショックだったのかガックリ肩を落としてトボトボと歩いている
彩は声を小さめにして笑いながら話す
「めっちゃ落ち込んでんだけどウケる」
それに続けて私も笑いながら話す
「てか、まるで絵に描いたかのような落ち込みぶりなんだけど」
私のその言葉を言葉を聞いて火を付けたかのように3人は大爆笑する
「よし、ちょっといじめてやろ!」
彩がいたずら顔で、そう言ったかと思うと坂田の横を通り過ぎるとき自分の重い鞄を思いっきり坂田にぶつけた
トボトボと力なく歩いていた坂田は思いっきり前に転ぶ
そんな坂田に彩は怒鳴り付ける
「ちんたら歩いてんじゃねーよ!」
それを聞いてサヤカが大爆笑しながら言う
「うわ、彩ひでー!坂田サンに謝れって!」
それを聞いた彩が本当に意味が分からないような顔をして言う
「だって邪魔なんだもん。てか何で彩が謝んなきゃなんないの?彩、間違った事、言ってないのに」
それを聞いた私達は後ろで座り込んでる坂田を後目に大爆笑しながら教室に向かった
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