「…そういやさ……」

ふと、淳一くんは思い出したようにそう言った

「聖歌ちゃん、優也に会いに来たって言ってたけど、今日、優也来てねーよ？なぁ？」

そう言って、優也と同じ大学でもある哲くんに同意を求めた

「あぁ」

「えぇ！？」

見付けられないかもしれないとは思ったけど、まさか来てないなんて……

その可能性は考えなかった……

でも、確かに冷静になって考えれば、この３人がいるのに優也が一緒にいないのはおかしい

「てかさ、今日もアシスタントに行ってんだよ」

……なるほど

だから、連絡がつかなかったのか

納得した

「今日の優也の撮影場所教えよっか？LINEして、近くで待ってたら、アシスタント終わった後、ケータイ確認して来ると思うよ」

「うん、お願い！」

私は哲くんに、優也の今回のアシスタント現場を教えてもらい、優也にLINEをして、近くの公園で待っていた

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