第54話

「ほれっ。俺の足を枕にして寝なっ。」

「昌景は?」

「俺は、座ったままでも眠れる。」

それじゃあ、甘えてチョコン。

これじゃあ、ドキドキして眠れないよぉ。

「早く寝ろ!」

「はい!」

鈴は、いいつの間にか寝た。


六名神、いざ参れー!

母上?


「鈴!玄関の前で寝てちゃダメじゃないのよ!」

「おっお母さん!?昌景は!?」

「誰?何寝ぼけたこと言ってるの?」

「寝ぼけてなんかいない!昌景いたんだもん!」

「まさか、あなた男遊びしてたんじゃあっ。」

「そんなんじゃないわよ!」

「昌景、探してくる!」

「鈴!」


安土城。

「母上!」

「地球の熱田神宮に妖魔達が接近している。」

「了解!母上!」

紫色の肌をもつ、1つ目の顔の姿をした妖魔。

「こいつら、あの時の妖魔!熱田神宮にまで来ているのか!昌景!」

昌景は、ボーッとしている。

「信房!昌景の様子がおかしい!俺がやる!」

「雷神の陣ッ!」

バリバリバリーーーッ!

妖魔達は義弘によって、いなくなった。が捨てゼリフを残した。

「女にうつつを抜かしている昌景なんぞ、殺せたのに。義弘めがっ。」

「なんのことだ?昌景?」

「なんでもねーよ。サンキュー。義弘!」

「ああ。」


鈴...。

鈴の家は、熱田神宮のすぐ側だ。

「神様、お願い!昌景に会わして下さい!」

うわーんっ!

鈴が泣いている。

昌景は、切なそうに鈴を見てた。

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